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ビットリバース

割合汎用的な、整数のビットを前後反転する関数を作成してみた。 2の乗数サイズの任意の整数型のビット反転が可能。 // 反転例 bit_reverse(0x0000FFFF) => 0xFFFF0000 // 実装 // バイト単位での変換表 const unsigned char REV_BYTE[]={ 0,128,64,192,32,1…

フィールドのポインタから、オブジェクト全体のポインタを取得するためのマクロ

構造体やクラスのインスタンスの特定のフィールドのアドレス(ポインタ)だけ分かっている場合に、そこからオブジェクト全体のポインタを取得したい場合に使うマクロ。 やっていることは単にフィールドのアドレスから、そのフィールドの(クラスor構造体の)先頭…

Cの定数値や型のサイズを取得するための関数

sb-alienパッケージとかを使ってネイティブライブラリを使用していると、ちょくちょくCの定数の値や型の定義(型のサイズ)を知りたくなることがある。 毎回ヘッダファイルを調べるのも面倒なので、lisp上から取得出来るように関数を用意してみた。 (defun c-i…

ユニコード文字列をバイトストリームとして扱うためのパッケージ

タイトル通りのパッケージ。 実装の前に使用例。 ;;;; sbcl-1.0.49 ;; 例で使用する文字列(および対応するバイト列) (sb-ext:string-to-octets "下書き") --> #(228 184 139 230 155 184 227 129 141) ;; 作成 (defparameter *in* (octet-stream:make "下書…

簡易的なカウントダウンラッチ

後々使いたいので、簡単なカウントダウンラッチを作成してみた。 ウェイトは単純なスピンで実装しているのであまり実用的ではないけど、お試し用途であれば十分(だと思う)。 (defpackage countdown-latch (:use :common-lisp) (:export make countdown-and-a…

簡易スレッドID取得関数(+SBCLでのTLS)

実行中のスレッドがN個あるとして、そのそれぞれに0からN-1のID値を割り振る関数を作成した。 (defpackage thread-id (:use :common-lisp) (:shadow :common-lisp get) (:export get)) (in-package :thread-id) (define-symbol-macro *id* (tls:symbol-value…

ネイティブバイトオーダー取得ユーティリティファイル

マシンのネイティブのバイトオーダーを自動的に判定できるユーティリティ関数があると便利かと思ったので作成してみた。 ;# <- バイトオーダー判定用文字列 ;; ファイル名: byte-order.lisp (defun guess-byte-order (sample-file) (with-open-file (1byte s…

FileMappedInputStream: 2GB以上のファイルに対応

MappedByteBuffer + InputStream: ファイルにマッピングされたランダムアクセス可能な入力ストリーム - sileの日記で作成したクラスの巨大ファイル対応版。 2GB以上のファイルでも扱うことが可能。 import java.io.IOException; import java.io.InputStream;…

浮動小数点数のIEEE754形式への変換

倍精度浮動小数点数をIEEE754形式のビット表現(整数値)にエンコードする方法。 (defun encode-double-float (float) (declare (double-float float)) (multiple-value-bind (fraction exponent sign) (integer-decode-float float) (let ((code 0)) (setf (l…

Igo: JavaScriptで形態素解析

Igo: GoogleAppEngineで形態素解析サーバで用意したサーバ(※追加修正あり。後述)を使って形態素解析を行うJavaScriptを書いてみた。 制限 結構制限が多い。 対応がUTF-8のみ レスポンスのJSONに含まれる文字列内のASCII以外の文字を16進数表記(\uXXXX)にエス…

行をバイト列として読み込む

テキストファイルの各行をバイト列として読み込むマクロを定義。 SBCL等のように文字列を内部的にユニコードとして表現している処理系では、テキストファイルを読み込む際、そのファイルが不正なバイト列を含んでいると読み込みに失敗することがあるので、そ…

Nグラム

Nグラムを取り出すC++のクラスを作成したのでメモ。 UTF-8のみ対応。 /* * ファイル名: ngram.hh */ #ifndef TOKENIZER_NGRAM_HH #define TOKENIZER_NGRAM_HH #include <algorithm> #include <vector> #include <cstring> namespace Tokenizer { class Ngram { public: Ngram(unsigned mi</cstring></vector></algorithm>…

キュー

FIFOのキュー。 これもたまに使いたくなるので、実装(の一つ)をメモしておく。 (declaim (inline make-queue enqueue dequeue queue-empty-p queue-to-list)) (defun make-queue (&optional initial-contents) (declare (optimize (speed 3) (safety 0))) (l…

BASE64

BASE64のエンコード関数を使いたくなったので作成。 ;; 8byte整数を等価なビットリストに変換 ;; ex: 10 = #b00001010 => (0 0 0 0 1 0 1 0) (defun octet-to-bytes (octet) (loop FOR i FROM 7 DOWNTO 0 COLLECT (ldb (byte 1 i) octet))) ;; listがdivisor…

端末操作

今日は端末操作用のエスケープシーケンスを調べる機会があったので、その内の自分が良く使いそうな操作をcommon lispのパッケージとしてまとめておくことにする。 (defpackage ppterm (:use :common-lisp) (:export *colorset* color clear cursor)) (in-pac…

fnlet

funcallを省略するためのマクロ。 実際には使わなそうだけど、一応残しておく。 (defmacro fnlet (letargs &body body) `(macrolet ,(mapcar (lambda (letarg) (destructuring-bind (fn-name fn) (if (listp letarg) letarg `(,letarg ,letarg)) `(,fn-name …

maphash-to-list

common lispではハッシュが使い難い(と思う)。 その理由の一つは、リストのようにマッピング関数がない*1せいだと思うので、そのための関数を定義。 ユーティリティ関数っぽくいろいろ装飾。 ※ 宣言はsbcl(1.0.37)用に特化 (declaim (inline maphash-to-list…

equal-case

equal等値なキーを扱えるようにしたcase。 主にstring型に対して適用することを想定。 ;; TODO: 重複キーのチェック(警告)をつけるべき (defmacro equal-case (expr &rest clauses) (let ((v (gensym))) `(let ((,v ,expr)) (cond ,@(stable-sort (mapcar (l…

列の分割

文字列の分割を行いたいけど、cl-ppcreパッケージをその(cl-ppcre:split関数の)ためだけに使用したくはなかったので、分割関数を作成した。 ;; 第一版: 平易 (defun split (delim seq &aux (len (length delim))) (declare (unmuffle-conditions compiler-no…

ビットストリーム -DEFLATE用-

RFC1951のDEFLATE圧縮データフォーマットを実装するために作成したビットストリーム。 DEFLATEを実装するのに当面必要な関数だけが定義してあり、インターフェースは適当。 ;;;;;;;;;;;;;;; ;;;; パッケージ (defpackage :bit-stream (:use :common-lisp) (:…

ハッシュトライ

最近ちょくちょくトライを使いたくなることがあるので、少しまとまったハッシュトライの実装を書いておく。 位置付け的には開発用。使用頻度が高いようなら、もう少しちゃんとしたものに書き直す。 ※ 2010/01/03: print-objectメソッド追加、common-prefix-s…

find-min/find-max

列の要素にキー関数を適用して、その結果が最大(or 最小)となる要素を返す、という関数。 loopマクロのmin/max辺りでやってくれるかなと思ったが、無理そうなので自作した。 マクロをふんだんに使用。 (defmacro find-xxx-helper (empty? first loop compare…

ファイル読込み関数

テキストおよびバイナリファイル読込み関数定義。 (defun read-binary-file (path) (with-open-file (in path :element-type '(unsigned-byte 8)) (let ((as (make-array (file-length in) :element-type '(unsigned-byte 8)))) (read-sequence as in) as)))…

URLエンコード/デコード(比較にC++とclojure追加)

昨日の続き。 比較対象にC++とclojureを追加し、Javaのコードも若干変更した。下の三つが、それぞれのベンチマーク用のコード。(ベンチマーク用データは、前回と同様のものを使用する) 参照: mmap_t /** C++ **/ //////////////////////////// // ファイル名…

URLエンコード/デコード

URLのエンコード/デコード処理は、時々必要になって、その度に(適当に)自作しているものの一つなので、今回少し真面目に作成してパッケージにまとめてみた。 仕様は『URLEncoder (Java Platform SE 6)』を参考にさせてもらった。 (defpackage :url (:use :co…

実行可能ファイル作成補助マクロ(sbcl)

sbcl(1.0.28)では、実行可能ファイルを作成することができる。 > (sb-ext:save-lisp-and-die "実行可能ファイル名" :toplevel #'エントリ関数 :executable t) エントリ関数には(必須引数の数が0個なら?)どのような関数でも指定可能なのだが、いろいろクセが…

uriへのpingメソッド

正確にはpingではないけど、機能的には似てなくもないメソッド。 引数にuriにHEADコマンドを投げて、open_timeout時間内に接続できればtrueを返す。 uriが有効(安全に読み込める)かどうかを知りたいときに便利。 同様の機能の既存のメソッドがあるかもしれな…

高速行読込クラス

ベンチマークを取る時には、対象となる部分以外に掛かる処理時間を極力抑えたい。 標準のファイル入力クラスであるifstreamは、結構便利でそこそこ高速ではあるのだが、大量の行を読み込む場合、少なくはないオーバヘッドが出てしまう。 なので、今回は、ベ…

apropos+describe

aproposとdescribeを一緒にしたような関数を作成。 名前はそのままapropos-desc。aproposを使えば、シンボル一覧が取得できるが、それに(そのシンボルにバインドしている)関数などの簡単な情報(引数、返り値、ドキュメント)も一緒に表示されるようにした。基…

mmap用のクラス

mmapは便利なので(C++を使うときは)割合よく利用する。 ただ、初期化が面倒で毎回リファレンスなどを調べるはめになるので、クラス(struct)としてまとめておくことにする。 ↓ // mmap_t.h #include <sys/stat.h> #include <sys/mman.h> #include <fcntl.h> #include <unistd.h> struct mmap_t{ mmap_t(co</unistd.h></fcntl.h></sys/mman.h></sys/stat.h>…